バトルスター・ギャラクティカ

バトルスター・ギャラクティカ」はSF古典の名作。

ネタバレ注意
冒頭、赤いスーツの女がヒールを鳴らして歩いてきます。そのシーンは痺れます。すでにこのあたりで虜にされます。

脚本は、旧約聖書ギリシャ神話、古代史なども下敷きにしているようで、練りに練られています。見応えがあります。
ドラマの表面には出てこない背景、設定もしっかり作り込まれており、それだからなのか、いくつか設定上の疑問が残ります。自分なりに辻褄は合わせましたが、カーラについてはわたしのように考えている人が見当たらず、(ま、いっか)の根性で書いてみます。

カーラはオローラという女神じゃないかと思います。巫女のような女がカーラが手にしていた像をみて「オローラ!」というのですが、まんまじゃないかとおもいます。オローラは確か、アポロを先導する役目があったと記憶しているんですが、はっきりしませんけど。それと女神の使いの鳩もでてきますし。カーラとサミュエルはコボルの神々という多神教(といっていいのわかりませんが)を信じています。二人はコボルの神々が使わした女神と神なのかなと。
そしてガイアスとカプリカ6に取り憑いていた似非ガイアスと似非シックスは一神教的な絶対的なものが遣わした天使ではないのかと。
となると、面白いのは、実際に行動を起こして人々を助けた(導いた)のはコボルの神々であり、一神教的な天使は偉そうに神にはプランがある、とか、誰の味方でもないとか、神を愛せとか、独断と偏見ではありますが、現代の世界宗教の孤高の神さまみたい、だなあ、と。
まあ、ここら辺はどーでもいいんですが、わたしが言いたいのは、カーラは女神だろう、ということです。