2005-01-01から1年間の記事一覧

よいおとしを!\(´∀`)丿

『ピエール・リヴィエールの犯罪』/京都女児殺害(3)

この事件で、「幼い未熟な倫理観や価値観による欲動のコントロール」というような心的構造をイメージするとき、*1あたしは、フーコーの「これからは主体化の時代だ」ということばを思い出す。 それはつまり、支配的(絶対的)な「枠組み」が消えていくなかで…

『ピエール・リヴィエールの犯罪』/京都女児殺害(2)

「オブセッショナルな意識構造を生むのはなんなのだろう?」ってことを考えてみた。 規律型社会でひとは家庭、学校、会社と環境が変わるごとにゼロからやり直し、「すべての環境に共通する言語が存在したとしても、それは類比にもとづく言語なのである」と物…

『ピエール・リヴィエールの犯罪』/京都女児殺害

荻野容疑者のニュース記事*1を読んでいると、むかし読んだ『ピエール・リヴィエールの犯罪』*2という本を思い出す。ピエール・リヴィエールは18??年代に母親、姉、弟に斧かなんかで襲いかかり惨殺した。当時の判事は、彼が犯行に至ったいきさつを書かせ…

ミリオンダラー・ベイビー

DVD

チーズケーキ

最近、夫はお腹がでてきた。「ぼく、デザートいらないから。」ほう、あたしなら、食事を減らしてもお菓子は食べるけどな。「これ、新レシピのチーズケーキだよ。美味しいよ。」 黒川愉子さんのチーズケーキは美味しい!12センチの型で焼くから小ぶりなのも…

よく生きる/天皇制(3)

ビデオニュース*1で『なぜ女性・女系天皇は天皇制の根幹に関わる問題なのか』 というのをやっていた。 百地章氏はつまり「聖性としての天皇」という伝統が女系天皇になると憲法上、問題が生じるといってるんかな?でもって宮台氏は、国としての統一を「聖性…

「マルクスと息子たち/デリダの遺言(3)」

『マルクスと息子たち』を少しずつ読んでいるうち首が回らなくなった。ホントに右側の首筋が痛くて首がまわらない。(・・)(「約束」「許し」「歓待」「贈与」には)、「可能なものと不可能なもの」が同居する。どちらかに傾くということは、現状維持のシ…

シフォンケーキ

シフォンケーキがすき。 本間節子さんのレシピ、メープルシロップ入りはなんだか懐かしい味がする。

「マルクスと息子たち/デリダの遺言(2)」

『デリダの遺言』*1で仲正昌樹氏がなぜ「生き生き」という言葉を使うのか、その肝心なところがあたしはわからなかった。そして、なぜ高橋氏、柄谷氏を批判しなければならないのか、あたしはわからなかった・・。 で、昨日、『マルクスと息子たち』という本を…

「A question of Leadership」(2)

TV

(つづき) 宗教、信念、文化風習、民族、いろんなetcがあるのだから、多元主義的にやっていくしかないだろうと思う。しかし、多元主義が国家としての、もしくは某かの統一性を保つ困難さ。 英国のイスラム教徒が強硬に出身国のアイデンティティに拘る様を見…

「A question of Leadership」

TV

BSで「英イスラム社会のゆくえ 過激派対策は可能か」というドキュメンタリーを見た。*1 NHKの内容紹介は以下のようになっている。 7月にロンドンで起きた同時多発テロを受けて今イギリスでは国内に暮らすおよそ200万のイスラム教徒のなかから第二の自…

「バス男」

DVD

「ザ・インタープリター」のニコール・キッドマンは美しい。 「バス男」「真夜中の弥次さん喜多さん」にはあまり驚きも感じられず・・・。

「海を飛ぶ夢」

「海を飛ぶ夢」という映画を見に行ってきた。 「キャパシティを越えちゃってるので俺は何も感じないよ」という夫と「いい映画だったね」という息子に挟まれて、あたしはずるずる鼻水をすすり、もう辛くて辛くて。ああ、辛い映画だった、辛い映画だった。 玉…

天皇制(2)

昭和天皇が死んでしまったのだし、あたしは「天皇制」でもかまわないかな、くらいに思っていた。いま、「天皇制」を移行する必然というのがあたしはわからなかった。でも、雅子さんの病気や皇太子さんの発言や、そして<ともさん>の側室大賛成発言、そしてc…

弱さを克服したくて殺した

先日の新聞に、少年が(なんの関わりもない)女性を殺しちゃって、その後、少年は殺人の動機を「自分はとても弱い人間で、弱さを克服したくて殺した」と言ったそうだ。「わけがわからんでしょ」とか「あう」とか呻いてたら、高校生の息子がのぞき込んできて…

チョコレートケーキのレシピ

このまえから試行錯誤してたチョコレートケーキが完成。家族は「美味しいよ」ってほくほく食べてるし、あたしも美味しいと思うので、オイラのレシピを書く。でもポイントは200gも生地に焼き込むビターチョコなんだ。フランスのプーラン1848シリーズ…

天皇制(1)

実は、「<ともさん>の側室大賛成」発言はあったまにきた。*1あんまり腹が立ったので何も言うまいと決めたほどだ。 <ともさん>は、「形式的」に考えておられ、「善い悪い」とか、心情的なレベルでの批判には「そういう文学方面はあまり研究していないので…

「離婚弁護士Ⅰ・Ⅱ」

DVD

『よく生きる』(岩田靖夫)を注文して首を長くして待ってたのがやっと届いたんだけど、ところがあたし、「離婚弁護士」にはまちゃったよ。シリーズ1は見終わって、でもってシリーズ2に突入中。ああ、人生の機微、に涙。(つづき) このドラマで印象的だっ…

「エターナル・サンシャイン」

DVD

それは、ほろ苦い。 あのときのあの諍いも腹立たしさも鬱陶しさも、わたしたちの幼さが、わたしたちを引き倒してしまう。「わたしたちの関係が一度でも輝いていたのなら、あとは小さいことだったんだ」と、気づいたとき、伸ばした指先でリセットボタンを押し…

住めば都

Tは来年、京都の大学院へいく予定だ。みんなニコニコして喜んでいる。けれど、あたしの母はときどき涙ぐむ。「そんな遠い遠い地の果てまで行くなんて」と北海道の最果てに住む彼女は言う。

ヨーロッパ型の集落の再生

ここをhttp://dw.diamond.ne.jp/yukoku_hodan/200510/index.html読んだ。 ところが「見えない日本」だってことを理解せず、小泉的なやり方で見えていると思うのは、社会のほうが中内よりも遅れてるってこと。いまだに大規模店舗をどんどんつくり、昔ながらの…

『デリダの遺言』(1)仲正昌樹

『デリダの遺言』という本を読んだ。 「現代思想に触れた者が逆説的に偏狭な世界観を唯一の真理として絶対視してしまってはいけないよ」ということを、仲正昌樹氏はweb等におけるサヨとウヨの水掛け論的硬直状態などをを引き合いにだしながら、二項対立的現…

裁判員制度フォーラム

夫に誘われて「裁判員制度フォーラム」へ行ってきた。 この集まりは最初の一時間近くを使って裁判がどのように行われているか、ドラマ仕立てのビデオが上映され、その後、パネル−ディスカッション。なんつうか、裁判員制度や問題について考えようとか、そう…

「日本の、これから」(NHK)

TV

「知っていますか 若者たちのこと*1」という討論番組をみた。義家弘介氏は最後にこう言った。「<なぜ>を問うより、だから、今がチャンスなんだ、と自分は思う」と。泉谷しげるも「家族は神じゃなんだからさぁ」とさらっと言ったりしてかっこよかった。しか…

『日本人の目玉』(3)

自己同一性が全体主義を産み出すと怖れるより、どのような認識も思い込みでしかないような言葉の仕組みを思い煩うより、それでもなお、人は敵を愛する能力があるということに驚く。イスラエルの入植地撤退騒動のドキュメンタリーで、入植地で頑張るイスラエ…

『日本人の目玉』(2)

はじめのほうは、精神分析的な考察でも読んでいるような気がして気軽に読読み飛ばしていたのだけど、いや結局、福田氏のこだわりは哲学的な存在とか認識とかのはじまりの問題だったというか、それはそうなってしまうのだろうなあと思いもするけど、肝心の(…

『日本人の目玉』(1)福田和也

おもしろかったとおもう。なんつうか戦争とか革命とか日常がぶっこわれたような時期を生きた、知っている偉人たちを通して、(いや、というより)、彼ら偉人たちが、人間存在の構造とか、認識の仕組みとか、・・・とかいうような「はじまりの力(のようなも…

リンゴのお菓子

寒くなってくるとリンゴのお菓子が食べたくなる。 リンゴと干しぶどう、プラム、レモンなどにブランデーを加え汁気がなくまるまで煮詰め、パイにしていただく。上に被せるパイ生地を(1ミリメートルくらいに)うすーくのばすのがコツ。さくさくに焼き上がり…

気が揉める

「ばかもんっ!!ばかったれ!!」と叫びまくって携帯を切った。Tは奨学金の予約申請だかなんだかの期日ぎりぎりになって「12日、必着でね、これとこれ送ってね。」なんてこともなげにのたまいやがった。Tは高三のとき「迎えに来てよ。センター試験の申し…