ヨーロッパ型の集落の再生

ここをhttp://dw.diamond.ne.jp/yukoku_hodan/200510/index.html読んだ。


ところが「見えない日本」だってことを理解せず、小泉的なやり方で見えていると思うのは、社会のほうが中内よりも遅れてるってこと。いまだに大規模店舗をどんどんつくり、昔ながらの地元の個店を締め付けてるわけだからさ。僻地に回ってくる巡回お買い物バスもなくなったから、お年寄りまで車に乗って郊外スーパーに行かなきゃいけない。そういう意味じゃ、ダイエーの二の舞を今イオンがやってるともいえる。
 たとえば魚の切り身とかでも、スーパーに行くと全部が一律にでかくてアメリカ型でしょ。でも長野県庁のそばにある小さな魚屋が近所の高齢者に評判で、切り身を小さくして売ってくれる。しかもお客さんに「これがうまいよ」って直接話しかけるわけ。やっぱりそういうお店って大事だよ。だからこそ、頑張ってる個店に補助金を出すとか表彰するような仕組みが必要だと思う。今までは個人の商店には補助金は出せなかった。商店街に補助金を出してたわけ。あるいは商工会議所にお金を出してた。でも本当に対象にすべきなのは個店だよ。そうして、もう一回ヨーロッパ型の集落というかコモンズを再生していかなきゃ。まぁ小泉は商工会議所とかの基盤を壊して、気ままな今週のベストテン的に投票する層を自民党支持者にしたいみたいだから、それはそれで必要悪として大いに利用し、結果として個店を活性化させる方向にもっていけばいいと思うね。

しかし考えてみると、観光客は来ず、人口密度が低いあたしの住む町では、巨大なスーパーマーケット(建物の中に映画館も入ってる)が多くの人にとって文化、情報の担い手になっている。
冬は寒い。車は必需品。「ヨーロッパ型の集落というかコモンズを再生」するのなら、町のインフラからやり直さなくちゃならないだろう。
(あたしは消費社会だか情報社会に踊らされた欲望を生きている、のかもしれないが)、かつての「古い商店街」みたいに、品物が少なく貧弱で、本に載っているような食材が手に入らず、全般的に衣食住の用品が高い、なんてことって、もう受け入れがたい。
この地方じゃあ、大型店が最新の情報と安さを運んできたんだよ。それはグローバリズムの恩恵なのかもしれない。


ともさんはひとり言で「側室に大賛成」といってはるが、もし、皇太子が側室を2.3人かかえたとして、それは、2.3つの家庭をもつってことなのかい?そうすんと、皇太子さんはむっちゃ忙しいことだろうね。こっちの家族と葉山で避暑してあっちの家族と登山、そっちの家族と誕生日の記者会見。