余計なメモ

君主は悪しきもの

政治的なことはわからない。だから、尖閣諸島での中国人船長の逮捕問題について、わたしの感想はとても感情的、主観的なものだ。まず、わたしは、これは、中国の人たちが怒るだろうな、と思った。 だって、わたしの町では、よく、拿捕されちゃう人がいるから…

続き

どうやらあたしは怒っているらしい。 たぶん、息子がかの本について「別にいいんじゃない・・」みたいなことしかいわなかったのに痛く失望しているんだ。「扱われている本、ほとんど知らないから」とか慌ててゆったってもう遅いワ!「若者論」と括る(決めつ…

目が点(・・)

■Rと温泉へ。途中、3月末に行った開陽台展望台に寄る。夏の開陽台は背景の山々が霞んでしまっていて凡庸だった。春先の雪が残る黒っぽい山肌を背景にした展望台は本当に美しかったのだが。■ひょんなことで『おまえが若者を語るな!』(後藤和智著)を読んで…

フェミニズム/ドメステックバイオレンス

先週、「ラスト フレンズ」*1をリアルタイムで見た。DV(ドメステックバイオレンス)に興味を持ってあちゃこちゃ検索。 「http://www.city.sakai.osaka.jp/city/info/_danjyo/dv.html」というページを見た。 「女性に対する暴力 」は、ドメスティック・バイ…

日教組

ここを*1読んだ。 うーむ。「日教組」って労働組合だったんだあ。ししらなかった。 こどもが小学校を卒業するとき、同級生のお母さんに教師がいて、国歌を歌うとき、彼女がこわばって座っているので、「いっしょお。立って口をつぐんでれば」と耳打ちしたら…

ヨーロッパ型の集落の再生

ここをhttp://dw.diamond.ne.jp/yukoku_hodan/200510/index.html読んだ。 ところが「見えない日本」だってことを理解せず、小泉的なやり方で見えていると思うのは、社会のほうが中内よりも遅れてるってこと。いまだに大規模店舗をどんどんつくり、昔ながらの…

ゆるいフェミニスト

ここをみた。*1なるほど、あたしは何故「フェミニストじゃないけど、」フェミの味方だとか応援してるんだとか言ってきたんだろ?たぶん、(ろくにフェミについて知らないけど)、フェミニズムは「運動だ」と思っているからなのかなあ。「不具合、不平等は正…

家族/意図

わたしにとって結婚とは「一緒に居る」こと。わたしは子供を作るために結婚すると思ったことはない。 誰かと一緒に居て一緒に何かをする。一緒の暮らしは共同の行為、つまり共同の意図で満ちている、といってもいいだろうか? 意図は、行為の枠組みのような…

「キャスティング・ディレクター」(2)

エディの葛藤の社会的側面について。「生き馬の目を抜くハリウッド」ゆうようなステレオタイプな推理じゃおかしいと一日たって気がつく。 妻に引き取られている(らしい)息子がエディのところに遊びに来ているシーン。それと、恋人(ダーリーン)との生活感…

家族/イデオロギー

子どもが産まれる限り家族はなくならない、とあたしは思うな。子どもの保護者が親であろうと親戚であろうと他人であろうと、一人以上の保護者と子どもはやはり家族というユニットを作る。そのとき、家族はどのようなイデオロギーで取り囲まれるのか? ネタバ…

家族/ディシプリン

NHK「日本のこれから−少子化」を見て。司会者の質問に、60才くらいの男性たちが「それは私的な思いを聞いているのではなく、公として自分はどう考えるのか、ということか?」と問う。2.30代の男性が「自分のことを考えてそれが押し進められていけば公…

家族/機会の平等

あたしの家族は、学校、仕事、病院・・etc.といったものに取り囲まれている。あたしというものはこうした社会システム(教育、医療、労働・・)と繋がった「家族」のなかで作られ、夢をみる。それが「管理型社会」という統治なのかもしれない。昔は、家族の…

「家事」とはなんだろう?

「家事」とはなんだろう?家事は衣食住を維持、整備、遂行することであり、生きるための根本的な行動。そういう意味では仕事すらも「家事」の維持のためにあると言える。もっと考えれば、「家事」には基本的人権の自由、平等といった概念も孕まれるのではな…

政治制度−像と倫理

現行の政治制度に対する漠然としたイメージを、個々人は持っていると思う。そのイメージの違いが、個々の倫理的感情の違いを生むのだと考えてみる。たとえば、わたしは父にたいして介護保険を利用したことがある。今はほとんど使っていないが、そのとき、ケ…

山谷えり子は何を考えているんだ

ここを読んだ。*1山谷えり子議員が政治家として共同体主義的な政策を掲げようがどうしようが構わないけど、「家事は労働である」とされたことは「家事行為者」が不当に扱われがちであったことにたいする是正の意味があった。「家事」は個々人にとって様々な…

ryosukeさんへ

「2/17コメント」へのお返事をこちらにアップしますね。ごめんなさい。書き直しました。 東ドイツ崩壊の経緯とか中国の一部経済自由化の過程とか、官僚は本当は研究、分析して−たとえば「東ドイツ崩壊の経緯、その分析結果と応用可能な法律案」とかなんとか…

2/4の続き

コメント欄の話しがながくなりましたので、こちらにあげておきます。北朝鮮問題に対するあたしのイメージをまとめておきます。もしあたしが首相だったら、北朝鮮と韓国と中国に耳打ちしますね。「アメリカなんて関係ないじゃないすか。北さん、どうか、中国…

北朝鮮に関する論文から

リンクをたどってここ*1を見る。「核開発問題」が一番重要で「拉致問題」は3番目だと書いてあるけど、「北朝鮮問題」は簡単に順番をつけられないところに問題があると思うな。北朝鮮の核と拉致の交渉における「順番」問題は、観念的に考えれば、「個人主義…

たつる氏の論法

blogをたどるうちにここ(ttp://blog.tatsuru.com/archives/000672.php)に遭遇。このかたの論法でいけば、出産原理主義、母性主義の本を同じ論法で批評できる。リビドー(が想定され)、「異性愛中心主義=権力志向型」に感情転移(同一化)していると考えれ…

女嫌いの

女嫌いのウチダ某氏に女が寄るのはやっぱ、むかしっから(ほんとか?)女嫌いの男って魅力的じゃん。・・つうか、「女」のカテゴリーが崩れているいま、ウチダ氏が女の悪口をずけずけ言えば言うほど、女の形が見えてくるようで女は安心するつうか・・(ほん…

責任倫理の論文は

ネットでこうして論文*1が読める。ネットってありがたいよ。 ウェーバーの責任倫理とカントの倫理は同じ責任倫理だ、と、たしか柄谷が書いてた。ウェーバーのカント理解は間違っていると。 「殺人者に追いかけられている友人を助けるために嘘をつく――の話し…

miyadai氏の話題のエッセイは

「あえてする日常へのコミットメント」へ──Mr.Children『シフクノオト」*1を読む。 ヘタな歌詞は「世界」から「社会」へと人を引き戻してしまうので(うんざりしていたが)、いま、ミスチルの成熟した歌詞に感動した、というようなことが美しい文章で書かれ…

3/6コメントへお返事。

眠い目をこすりながらざっと見ました。→「奥田ビジョン*1」。いやあ、面白いですね!この報告が玉虫だともバラ色だとも思いません。むしろ、ついにせっぱ詰まってきたというか、ここまできたか、という感じで見ました。いやあ、動乱の世の中ですね!(笑)昔…

アメリカの金融政策とは

昔は過去ログが載ってたんだけど今は最新しか置いてないのよね。村上龍のブログ*1。 下に転載してあるのは村上博美さん(ワシントンDC在住 シンクタンク研究員)のもの。転載 「最近のドル安に伴い、ワシントン界隈の米国人の間で危機感が高まっている。目…

亜細亜主義バナシ

亜細亜主義バナシにずっと引っかかっていたけど、ようやくわたしなりのケリ。 若手の学者さんで形式的にやっている人とかがいて、そういうかたのご本などは専門書であるのでなかなか読めなくて残念ではあるけど、たぶん、人が一番始めにやる事って自己肯定な…

「降りる自由」って

■■■雪がどしゃどしゃ降る中、息子に車の運転を教えた。ちかれた・・。車の中の息子とわたしはひたすらパニクっており、この次、、は、ピアフの「暗い日曜日」なんぞかけておちつくべ。 ■■■「降りる自由」の話しを読んだ。その方は「国会議員たちが意思決定を…

miyadai氏のアジア

宮台氏が「愛国とは権利であり、義務ではない」という問題について書いてる。*1これはつまり、「裁判員制度つくろう会の運動は市民の権利です」というような政治的な活動の根拠を突き詰めていくと、たぶん、理論的には超越者(天皇)が出てくるってことだよ…

嘔吐

「平和」の理念を目的合理的にみたにせよ、ことによったら北一輝のような熱情に「理性の狡知」をみているんだとしても、空虚なアイロニーに戯れたとしても、 もし、自衛隊員が攻撃されて死傷者が出たら・・と想像したら胃のあたりが少しおかしい。(_ _) とい…

お返事(その2)

結局のところ、田吾作が言葉を持つことなどほんとうに知識人は望んでいるのだろうか?高卒の田舎町暮らしで、小さいときから理屈っぽいことを考えるのが好きだったけど、子供を持って生まれて初めて社会に興味を持ち、知識人の言葉をネットで覚えた年寄りで…

お返事(その1)

インターネットの可能性の一つに、少数派がその立場からモノを考えたり質問したり出来る、というのがあると思う。 アイロニストの条件の一つには、ある事や状況に絶望したとき、その対象を軽蔑したり憎んだり出来る、ということがあると思う。軽蔑も憎しみも…