君主は悪しきもの

政治的なことはわからない。だから、尖閣諸島での中国人船長の逮捕問題について、わたしの感想はとても感情的、主観的なものだ。

まず、わたしは、これは、中国の人たちが怒るだろうな、と思った。
だって、わたしの町では、よく、拿捕されちゃう人がいるから。いくら、実効支配が続いてしまって、もう、ロシア人のほうがかつての日本人より長いくらい島に住み続けて、やっぱり、領海侵犯したほうが悪いんだと言われても、何となく、拿捕のニュースで「嫌なロシア!」って気分になるのは、やっぱり、北方領土返還って、公の主張があるからだと思う。(羅臼に遊びに行ったとき、向こうの島影が、あんまりにも近いので、仰天した。メドベージェフさんは、あの近さをどう思ったのだろう・・。)

だから、わたしは、尖閣沖事件では、おおいに中国側に同情した。というより、日本政府、あほじゃない?!、と思った、ってのが正確なところ。
おまけに、田嶋陽子女史が「領土問題は棚上げにする、という了解があるんだ」とtvで話しているのを見て、日本政府は、逮捕は妥当だったにしても、すぐ、送り返せば事なきを得たんだと思た。

領土問題の解決は戦争しかない、とか、言われてるし、つまり、白黒、はっきりできない問題だから、問題なので、中国が「領土問題は棚上げにしましょう』といったのは、あったまイイなあ、と思う。中国でのデモ隊が「日本と戦おう、今なら勝てる」って、プラカードを掲げているのをみて、ほんと、最初、わけがわかってなかったんじゃないか日本政府は、っ思うし、はっきしいって、わたしより、感情的だったんじゃないの、日本政府はぁ!とか、思った。・・だってさ、全然、戦略的にみえなかったもの。
今回は、中国側のデモ規制とか、船長を閉じ込めちゃったこととか、中国政府の対応のほうが、お・と・な!