ハリル監督の解任

ハリル解任のニュースにはびっくりしましたし、サッカー協会はなんてギャンブラーなんだ、とも思いました。
が、しかしぃ!親友までもがLINEで吼えており、田嶋会長の会見ぶりは憶測に憶測を呼んでネットは喧々囂々です。
陰謀論あり、解任賛成派、反対派、様々です。

スポンサーからの圧力があったのかなかったのか、本当のところはわかりません。
選手とのコミュニケーションにどのような問題があったのか、わかりません。
が、しかしぃ、西野新監督が会見で「ハリル監督は世界レベルを求め、選手ができなかった」と言ってしまいました。つまりこれは、なかなかうまくいかない中、選手たちが監督の言うことや戦術なりを信頼出来なくなっていた状態らしいのです。
ここらあたりが理由で解任に踏み切ったという事なら、なんだか協会って無能っぽくありませんか?
よくわかりませんが…。

もとい、わたしが言いたいことはネットの「アンチ俺たちのサッカー」に対してです。
親友も似たようなことを言うのですが、つまり、「代表のサッカーがチンタラ横パスばっかで嫌い」であると。この解任劇が本田選手や香川選手の復活を即すなら許せん、というわけです。
俺たちのサッカーの元凶は両選手らしいのです。

過去のW杯を思い出してみると、南アでやったのは堅守速攻、もっとも上手くいったのはデンマーク戦だけであとの戦いは、堅守堅守堅守、堅守だけになってしまいましたが。ヤットの言葉が印象的でした。「ともかく圭佑の頭めがけてボールを蹴った」。

(そして問題の)俺たちのサッカーであるブラジル。ザックは早い攻撃を諦めたふしがあります。
そして日本流のポゼッションサッカーが展開されました。曲がりなりにも強かったと言う印象があるのは、攻撃は強豪国にも通用していたからだと思います。ただ、守備がダメだった。けれど、守備の弱さは攻撃のあれやこれやが絡まって原因となるらしい(批評家によると)。

そしてハリルサッカーです。ボールを運ぶことさえままなりません。弱いです。けれど本番ではマジックをみせてくれるかも?いや、ないわあ、全敗覚悟で試合を楽しもう、と思っていました。

だからです、解任後、ハリル擁護派が多いのにはびっくりしました。

擁護派には協会嫌いと両選手嫌いとふた派あるようです。
協会嫌いは会長の自業自得という気もしますが、両選手嫌いについては、誤解があると思っています。
それもこれも、協会がブラジルを「コンディション調整の失敗」くらいの総括しかしてこなかったからではないかと言いたいです。

フランスでは前世代の有力選手を直前まで活用して、本番では切って若手で構成し成功しました。だからフランスをよく知っているハリルも北京世代を本番では切るんだろうなと思っていました。
本田選手はブラジル後、「FWで頑張る。こんなバカがいてもええやろ」と言いました。
もし、アギーレやハリルがボランチで使いたいと言っていたら、どうなっていただろうと、今でもよく思います。