2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「夢の分析」川嵜克哲

すごおく面白い!*1・・ただ、たとえば、ラカンが「禁止が欲望を生み、ありもしないものを埋めようとする」みたいなことを言っていたとおもうのだけど、そのへんのりろーん的な言い方をおもいだすと、やっぱ、この本の面白さは、「物語」だからなんだな、と…

似たもの親子

京都のTから電話。 「ここはジャスコとかのスーパーがないよ。」 「だって、おまえ、その吉田キャンパンスとやらは、街のど真ん中にあるっていったじゃない?すぐそばに借りたんでしょ?あ。(・・)もしかして、歴史のある古都にはスーパーとかコンビニとか…

「生き延びるための思想」上野千鶴子

感動しました。*1「市民権が国民国家との双務的な権利義務関係だとしたら、その義務の一つに、兵役がある」と書く上野氏は、その非犯罪化されている公的暴力(軍隊)は「市民概念の男性的構築と密接に結びついている」という。もちろん、この男性的市民概念…

「憲法と平和を問いなおす」長谷部恭男

「え。どーして、こんな言葉(民主主義、多数決、立憲主義・・)から説明してゆくんだろ?」と不思議に思いながら読み始めた。*1 ところがそれが最後には実にクリアにまとめられてゆく。わーお。 あたしなりにまとめとくと、「立憲主義的憲法」は、「調整」…

「憲法と平和を問いなおす」長谷部恭男(2)

あしたは仕事だあ。いきたくねー。つうか、感想文のつづきをメモ。法(権力)の限界設定をこんだけ合理的につめていくと、そこに登場する(執行する)のは、「アイヒマンみたいな官僚」なんじゃないの?とおもうわけで、アーレントが古典のその自己責任的、…

使い捨てのパート

あたしがかつて勤めていた職場ってのは、社員同士、だいたいのところ信頼関係があって、だいたいのところそれぞれを認め合い、その上で仕事をする、という感じだった。ところがそうゆう信頼や認め合うということに重きが置かれず、人を押しのけてでも自分だ…

「メゾン・ド・ヒミコ」「ホテルビーナス」「Believer」

DVD

主演はそれぞれ吉沢悠、草なぎ剛、オダギリジョー。 あたしはなぜか「メゾン・ド・ヒミコ」や「ホテルビーナス」のようなはぐれちゃった者たちが片寄せあって暮らしている、その囲いのぬるいかんじが好きで・・と、、、はてなの解説に草なぎくんの漢字がでて…