目が点(・・)

■Rと温泉へ。途中、3月末に行った開陽台展望台に寄る。夏の開陽台は背景の山々が霞んでしまっていて凡庸だった。春先の雪が残る黒っぽい山肌を背景にした展望台は本当に美しかったのだが。

■ひょんなことでおまえが若者を語るな!』(後藤和智著)を読んでしまった。感想文を書いてはいけないんじゃないか、と思ったけど、メモしとこ。
わたしは、宮台氏の本は数冊、東氏の本は一冊、読んでいるだけなのだが、彼らの問題意識は・・思いっ切り強引なのだけど、ツァラトゥストラの悩みのごときのようであり、つまり、連綿と続く思想家たちの「神なきあと」の社会の様相とその中で生きる者の生き様に対しての問題意識なのであって、努々、若者たたきではない、とあたしは思ってきたので、目が点。
又、宮台氏の本は、一般人向けに書かれた本だと思うので、データは入れなかったのではないかしら、とあたしは思うのだけど。両氏の学術書をお読みになれば、後藤さんが疑問視なさっている学問的方法論についてもよくおわかりになるのではないかと。