『日本人の目玉』(3)

自己同一性が全体主義を産み出すと怖れるより、どのような認識も思い込みでしかないような言葉の仕組みを思い煩うより、それでもなお、人は敵を愛する能力があるということに驚く。

イスラエルの入植地撤退騒動のドキュメンタリーで、入植地で頑張るイスラエル人はこう云っていた。「愛する国家と宗教のため、自分は入植地を押し広げる活動をしている」と。しかし、その狂信的にケツの穴のちっちゃい男*1も、パレスチナ人を愛する可能性は持っているのだ。

*1:おっとぉ。(・・)