「離婚弁護士Ⅰ・Ⅱ」

『よく生きる』(岩田靖夫)を注文して首を長くして待ってたのがやっと届いたんだけど、ところがあたし、「離婚弁護士」にはまちゃったよ。シリーズ1は見終わって、でもってシリーズ2に突入中。ああ、人生の機微、に涙。

つづき
このドラマで印象的だったのは、老いた糟糠の妻の慟哭(は、おおげさ、か)、わりきれなさ、痛み、を描いていたこと。老女の痛みなんぞ、だれも相手にしない、と思っていたから、以外だったんだ(おまけにそうした糟糠の妻がこうむる精神的苦痛に法律が対処できるって、あたし知らなかったさ)。「不倫」は、「フリン」つうような体制をせせら笑うロマンチック・ラヴから、道徳的な視点ともいえる「あたしの幸せの陰で心に傷を受ける人がいる、なんてイヤなんだ」という主人公の不倫嫌いの台詞へ!
ただ、糟糠の妻がキャリアを諦めて夫につくしてきた、というニュアンス、くくりは、そらえっと、あれだよ、社会的な問題を「結果を原因として見てる」っていうか、それは反面教師にしかならないだろうし底が浅くなっちゃうというか。だからそこはちょっとつまんない。
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