「鉄コン筋クリート」をRと鑑賞

Rが言うには、今どきの大学生は、休みになっても家に帰らないんだと。「えーっ、どうして？美味しいもん食べて、面倒みてもらって、ゆっくり好きな本読んで、家のほうが快適だしょぉ。」「うん。僕もそう思うんだけど。みんな、帰らないんだよ。俺も兄貴も珍しいんだよ。」とのこと。
ほー、、、そっかあ。今は、バイトして旅行したりで、忙しいってことかなあ？それとも、帰省しても働いている母親に「あんた、ご飯作っておいてよ」などと使われてゆっくり出来ない、というパターンだろか、、。

「鉄コン筋クリート」、良かった。ストーリは、２流のヤクザ映画みたいだったけど、そうゆうことが気にならなくなるような、圧倒的な雰囲気のあるアニメだった。
主人公のクロとシロは、クロのいう「俺の街」を守ろうする。けれど、二人は、実は、共同体からはじかれている存在だ。クロは異邦人のようであり、それ故、その外部性が、クロにある気高さを与えているのかもしれない。シロの声優さん（蒼井優）が上手すぎて、その天真爛漫な様に引っ張られちまうのだけど、けれど、シロは、寂しい諦めをクロに与える者なのではないか。世の中は移りゆく。それ以外にどの様に生きることが出来るのか？