「華氏9.11」マイケル・ムーア

華氏 911 コレクターズ・エディション [DVD]
共和党をこき下ろした民主党寄りのプロパガンダって趣だった。戦争の陰に石油という西側諸国のエネルギー体制の問題、戦争の利権、そして戦争の悲惨さ、フリントに住む息子を亡くした女性がホワイトハウスの前で、「みんな知らないのよ」「あたしは自分では知っていると思っていたけど、何も知らなかった」と号泣するが、たぶん、ムーアはああした(善良で構造的に保守的になってしまう)人に向けて映画を作ったんだろうなあ、と思った。
でも、なんかなあ・・つまるところ、あたしだって知らんぷりを決め込む―しかない(現エネルギーシステム維持)の結果的には保守なんだよなあ(いい訳がましいなあ)。ウチは夏でも石油焚いてるし、朝晩。