2005-09-24 「ぼくは怖くない」 DVD ひところのイタリアは政治家の暗殺や誘拐や不穏な情勢だったけなあ、と思い出しながらみてた。ラストシーンが一幅の宗教画のようにみえるのは、ミケーレ少年が英雄だから。英雄(=正義)は自己犠牲なのだ。イタリアやその辺の国にとってなじみ深いテーマなんだろうな。 でも、この映画はちっとも重々しい映画じゃない。なんていうか映像の湿度が低くて、なんていうかあたしはこの湿度が好きだ。悪ガキであるガキ大将役の少年。凄味のある冷徹な悪い顔、表情にはびびった。