「日本の、これから」/増税

NHKの「日本の、これから第5弾」−本当に増税しかないのか−*1をみた。
増税するしかないんだあ」とおもった。
財政赤字の責任は誰にあるのか」という問いが番組で出てたけど、そらあ、「政治家と政党を選んだ国民に根本的にはある」とあたしも思うし、ゲストの山口教授がチラッとおっしゃっていたけど「だから、政策をどんどん選び直せるような二大政党制がイイんだ」にやっぱ希望を持つです。
で、財政再建をするために、これまでの政策の失敗や行政のムダを改めていくのみならず、地方レベルでは社会保障をどんどん崩していこうとしている、というようなレポートをやってた。賛成しないです。
医療や老人問題や教育や失業問題についてきちんと社会保障で手当てしようと思ったら「増税」しかないんだ、という風に番組を見て、あたしはおもった。だから増税に賛成。だって、社会に適応できなくなったり、自己実現が阻まれるような出来事に遭遇したり、つまり助けを必要とする事態に人は容易にはまるしょ。困ったことになったら、助け合える社会のほうがいいじゃん。でも、あたしだって貧乏だから増税は痛いってことは書いとこ。

で、番組では「増税されたら、自分が勤めている中小企業のおやっさんは首をくくるしかないんだ」とものすごく腹を立てている若者がいた。うん。あたしの父親は倒産したかんね。だから気持ちはわかるけど、破産や倒産ごときで首をつる必要なんてないんだよ。(・・と、まあ、説教くさい訳知り顔こそ、若者に嫌われて打倒自己責任論、になる一面もあるかもなあ)、ってことはどうでもいいんだけど、つまりこれはいろんな国の方向性があるしいろんな経済政策があるってことなんだとおもった。谷垣財務大臣が、企業の税金を重くしすぎるのも善し悪しで、国際的な競争力をそいじまうから、そこらへんの案配を考える、といっていたし、増税が不景気に拍車をかけるなんて誰かが言っていて、そらもう、経済のプロにとっては、いろんな争いがあるんだろうけど、でもこうゆう国の形がいいなあ、ってことに寄り添う経済政策こそが必要なんだよな、とおもう。
なんもわかってないんだけどさ。