官僚主義/格差

あたしの職場は、つまり、トップダウン方式なんだな。

社員が少ないため、(昔と違って)彼らはパートと同じ仕事をするのではなく、管理する側にまわる。
ダイエーの中内氏がかつて「ダイエーがだめになったのは官僚体質のせいだ」とおっしゃっていたけど、当時は「そんなもんかなあ」くらいに思っていたけど、彼がいうところの「官僚体質」ってのがあたしの現在の職場のシステムと似たような状況のことを指すのなら、なんとなく納得してしまうところがある。

このトップダウン型について、世間的によく聞くのは「下の声が聞こえてこないからダメだ」とか、「活力が失われる」とかってことだけど、つまりひっくるめていうと、店員の質が悪くなるってことと、店員の能力を生かすことができない仕組みだってことだなあ。

そして当然ながら上層部は、このトップダウンシステムの弱点を承知してるのだろうし、だから(かなんなのか)この店では、開店前にパートやアルバイトに暗唱させるのだけど、「時代に適応したセンスと、創造性を発揮し変革を目指し・・」って。個人的にはこの皮相さはあたしにウケテル。

しかし、社員が少ない状況では官僚的方式は、合理的だ。それしかないだろうともおもう。

下の方のエントリに「会社内に断絶ができている」とかって書いたけど、それは今風に言うと「格差」ってヤツじゃなかろうか・・とおもう。この「断絶的な格差」は「創造性や変革の意識」を奪う。