父の入院

父の入院が長引いている。彼の様子を見ていて、このままではダメだと強く思う。入院生活のストレスはそうとうなものだ。
なんとか家に連れて帰りたいのだけど、まず、訪問看護の制度を利用して介護するとして、それには、往診してくれるドクターを探さねばならず、それがなかなかいないのだ。
あした、「相談には応じますよ」と言ってくれた某クリニックに行ってみる。
いま、入院している病院のドクターはとてもイイ人で、「家でみてあげるほうが確かにいいですね」と言ってくれたが、婦長さんが怖い人で、「ほんとに介護できますか?」と詰問してくる。
不安と焦燥感・・。
確かに婦長さんが言われるように、あたしと母では、看護士さんのように上手に介護できないとおもう。だけど、はっきりしゃべっていた父がいまでは何を言っているのかわからないほどになっている。ドクターは「長く入院しているとどんな人でもこうなるんですよ」という。
父はもう完全に直るということはなく、余生を生きながらえていく、というかんじだ。
病気が全快する、ということなら、長い入院生活もこらえようがあるけど、尊厳も何も奪われた有様でベッドに転がされている、これが人生の終わりかただとしたら、あんまりだ。
ああ、あたしはあたまをかかえている。うー。