「中国女」ゴダール

中国女 完全版 [DVD]
ヒッチコックロメールブニュエルゴダール、ハリウッドの古典を20本くらいは見た。で、ヒッチコックロメールブニュエル、ハリウッドの古典を見出すと面白くて面白くて次々、手が伸びちゃうわけで。決してゴダールの「中国女」を見たせいではない。
ところが、他を振り払うような圧倒的な印象でもって思い出すのは、途中寝こけてた「中国女」・・。不思議だ。DVDには解説が付いていて、ゴダールがこの作品を撮った時の時代背景が説明されていた(五月革命の一年前だと)。つまり、あたしがリアルタイムでコレを見ていたなら、最高にゲージツ的なTVドキュメント風だな、とおもったんじゃないかな、とおもう。(意味は理解できなかったかもしれんが)。
マオさん亡き後の文化革命がどのような行き過ぎた物になったかを聞きかじっている者としては、ベロニカのゆうことに「ケッ」とかおもわなくもないのだけど、ゴダールのすごいとこは、・・上手く言えないけど「ケッ」くらいのことはゴダール自身の中に織り込み済みである、ように見える、つうか。
・・加藤さんはゴダールについても書いてるのかしら。検索してみよ。