2007-07-02 『イカとクジラ』 DVD やっぱあたしはこうゆう(ヌーベルバーグ的息づかいの)映画が好きなんで。 とっても印象的だったのはウォルト。最初はめんどくさい子だなと思ったのだけど、後半、あたしはひたすら彼に同情していた。 父親に呑み込まれる前に、彼はなんとか自立への一歩を踏み出すのかもしれないし、母親と心を通わすことができるのかもしれない。しかし、それでも依然として、イカとクジラのジオラマのまえにたたずむ彼は、深い部分で非常に孤独な子どもだったとおもわれ、決して表面には出てこない彼の悲しみにあたしは掴まえられる。