「嫌われ松子の一生」/男と女

嫌われ松子の一生 通常版 [DVD]下妻物語」の監督。おもしろかったぁ!

でも男と女って難しいな、って考え込む。松子は「愛に生きる」ってな価値観を貫いた女。でもって「愛に生きる」ってどうゆうことかって考えると、それは、、やはり、男の生き方や信条に合わせるってことなんだな、と思う。
「ソープへ行け」と口走る情けない男に対しては、体を売ってつくそうとするし、理容院の男に対しては、理想的な内助の功ぶりになるし、年下の男の時は、何とかして彼を守ろうとする。
だから、「僕は、自立した女性が好きだよ」なんて言う男だったら、松子は、そうゆう生き方をしたのだ・・。

つうことはぁ・・・「この人を愛する」って決めたら、女はある程度は、自分のライフスタイルをたたみ込むわけで、ここいらへんのバランスがむつかしいんだろな。最近の晩婚化。(?)

自分の生き方を貫ける一番てっとりばやいのって、自分より馬鹿か、無知無垢。対等な(何が対等なんだかわからんけど)相手だと、どうなんかな?互いにあわせなくちゃならないだろうなぁ。でもって、会話で探りつつ関係を作り上げていく、なんて面倒でできないんだろうしなあ。

※先日、NHKで、貧しさから高校中退を余儀なくされる、って特集をやってて、そんななかの中退同士のカップルが出てきてたんだけど、男性のほうは丁度、仕事がなくなったとかで、彼女のレジの仕事の8万円しか収入がなくて、食事はといえば、(男子は帰宅した彼女を見向きもせずゲームをやってて)、きったないテーブルに彼女はスパゲッティを二皿置いた。

うぅむ・・。

女性ってさ、仕事に関してはずっと長いこと、たとえ正社員でも、(いま騒がれている男性の)派遣とかパートとかみたいな境遇で、それでも、離婚して子どもを育てたりしてやってきたわけで、埋もれたような暮らしであっても、それなりにささやかな幸せはあるもんだし、頑張って努力してスキルアップをはかったり、工夫して面白い仕事やったり。そうやって生きてきたし、いまでもたくさんいるんだよ。

仕事の条件をよくしてようとして、政府や学者さんや偉い人が、法律やらシステムやら考えているだろうし、でも、その間、男の子はもうちょっと元気だせ。