恋する松潤

マンガや映画、海外内外TVドラマばっかみている日々。

で、松潤のラブコメ、第一回放送を見た。「夏の恋は虹色に輝く」という馬鹿みたいな(馬鹿にしてる)タイトル。
でもって、ドラマは、恋する松潤がキラッキラしててまあそれだけでいいか、って気もするけど、気になるとこがちょこっと。お話は、大雅(松潤)の側から描かれているけど、本来、このマンガ的な妄想っつうか、シチュエーションは、一目惚れされる詩織さん(竹内結子)の側から描くべきものだとおもうんだけど、それをたぶん、あえて、逆転して描いているみたいなんだなあ。

詩織さんの側から見てみると、
1.美人だけどほとんどおばさんの詩織さんが林の中を急いでいると、パラシュートで空から降ってきたイケメン(松潤)と遭遇する。で、詩織さんはその助けたイケメンに一目惚れされる。
2.海岸で詩織さんが、ぶわあああ、ぶわああ(かなりドンビキする泣き方)、泣いてると、大雅が会いに来る。恋するゆえの純情な美しい眼差しで、「君に会いたかった」といわれる。
3.勤めていた缶詰工場が潰れてひょんなことから大雅の芸能事務所で働くことになった詩織さんだが、大雅にキスされそうになり、ぶっ飛ばす。(・・・なんつうかかんつうか、あんなイケメンにあんな目でみつめられたら、あたしなら、もう、脱いでるね、服。(笑)まあ、冗談ですけど。)

つまり、魚市場とか缶詰工場で働き、6歳の子持ちで、美人だけど色香をどっかへやっちゃったようなさばさばした女が、突如、空から落ちてきた美貌の年下青年にとにかく惚れられちゃう、って、(究極のナルシシズムみたいな)設定を、脚本家とプロデューサ(共に女性)が、視聴者に対するどうゆう目線でもって決めたのか興味あるなあ。

で、このドラマはもちろん、大雅目線仕様なわけで、(ナレーションも大雅)。
1.二世俳優の大雅はアイデンティティの揺らぎのまっただなかにあり、憂さ晴らしのスカイダイビングで着地に失敗して木に引っかかり、困っていたら、闊達な様の美人に助けられ、図らずも一目惚れ。
2.名も知らぬ彼女を捜しに海岸に行った大雅は、そこで美しい涙を流す彼女を見つける。(ナレーションで美しい涙、っつてんだも)。ブラックユーモアの餌食は誰だ?っつ話しだよ。
3.事務所で向かい合った二人。大雅は彼女の魅力にに吸い込まれるようにして、キスをしようとした。ら、ぶっとばされて、彼女に子どもがいることを知る。
と描かれていたんだけど、第2話から詩織さんがどんどんあか抜けて素敵になっていかない限り、女の視聴者は、誰にも共感できず、ひたすら恋する松潤を鑑賞するだけになってしまうよ。それでもいいけど、(なんせ、松潤が美しい)。まあ、、2話にきたいしとこ・・。