『責任と正義』

責任と正義―リベラリズムの居場所
冒険。
『責任と正義』を読み始めた。専門書だった・・。もう前書きから難しい。ある社会の状況における、「社会的なるものの肥大」と「政治的なるものの盲点化」と書いてある。これは「秩序と権利」の相克とかいうようなことだろうか、と思っていると、「何かが歴史的な形成物であるとはそれだけのこと」であるのにそれらが「規範的な主張」を語って(られて)しまうような受容や、社会学帝国主義的状況に対する問題が言われる。なるほどことはそう単純ではなく、現在の言説群のナイーブにねじ曲がった情況等々にメスを入れるのお?とか思うけど、全く全体のイメージがつかめないまま、本文へ。第一章。責任や倫理といった問題を見るために、個人レベルのコミュニケーションの構造というようなあたりから書いてある。なるほど、例えば規範などのようなものを個人のレベルからせり上げて説明しようとするみたいなことか、とか思う。あたしはハーバーマスルーマンも読んだことがないんだよなあ。
ああっ、しまった、あたしはこの本の入門書を待ちたい。でもいかにも面白そうなことが書いてあるので、しかたがない、分かるところだけなんとか繋げて読もう。