裁判員制度

片山徒有氏の「市民の裁判員制度つくろう会」がすごい!と思った訳の続き。
(あたしはこうした運動というのは単に行政に自ら進んで取り込まれるだけじゃないかと思い込んでいたのだけど、なんつうなんつう!浅はか!)。彼は運動を(心情的には複雑な怒りや悲しみがあったにせよ)、「知りたい。知る権利の追求」ということで始めている。(短期間で25万人もの賛同の署名が集まったそうだ)。そのプロセスの中で、裁判の仕組みの問題に突き当たり、裁判員制度つくろう会へと動いていったようだ。片山氏が「裁判員制度つくろう会の運動は市民の権利です」と強調されるのは、「知る権利の請求」という原点を失わないためなんだと思う。大上段にかざした理念や感情は多くの支持を集めないだろうと思う。