民主主義は喝采する

BS特集を見た。
イラク戦争とメディア−テロの脅威がアメリカを変えた」*1の紹介文を一部抜粋。

また、ブッシュ政権同時多発テロ以降、国民の不安を利用して戦争後も支持をとりつけた。その政権側に立ち、愛国報道に徹したFOXニュースが躍進したことで、他の局も「国民が受け入れやすい政府寄りの論評」を優先的に取り上げたという。そうしたメディアのあり方をめぐって今アメリカの中で検証と議論が行われている。

あたしの琴線に触れる番組。「国民が受け入れやすい報道」とはなんだろう?始まりは報道なのだろうか?

あたしには恐怖がある。ソレを自覚したのは7.8年前、「ルワンダの虐殺」の報道をみたとき。フツ族はラジオのプロパガンダに扇動され、自分の家族であったツチ族をナタで打ち殺した。
(連ドラの「あぐり」のように)、出征する我が子に向かい「お国のために死んでこい」と日の丸を振る母親。

あたしは簡単に虐殺者になり、簡単に狂信的に息子を殺しうる・・のだと思う。それが恐い。あたしは為政者の権力に逆らい別の信念を持ちうるのか?あたしはメディアの嘘を見破ることが出来るのか?この恐怖はあたしのオブセッションでもある。し、道を照らす可能性を呼び込むものでもある。あたしはこの恐怖をあたしの暗部で飼わざるを得ない。