やめるとおもっていた・・(3)

ヒデの現役引退声明文の感想;

仕事なんて、もちろん、「すき」だの「たのしい」だのとは無縁な世界で、仕事は「自己満足」でも「自己評価」の世界でもない。仕事は、他人が評価するのだし、結果は客観的にみられるものだ。ヒデが書いている「サッカーへの思いを厚い壁を築くようにして守ってきた」とゆうのは、そうゆうことだとおもう。

仕事(サッカー)をし続けるために、いつも前に向き直り、そのあげくに、悲しみや苦しみや喜びがあるわけで、それは「すき」とも「たのしい」とも趣が違うだろうとおもう。

そうして月日を重ね、仕事の能力に非難、批判が高まり、あたしなら、仕事に見切りをつけるよ。ヒデのように最後の最後まで前に向き直り(それはどんなに辛いことか・・)、だからこそ満足して笑って見切りをつけられたらどんなに素晴らしいことか。

けれど、その決断の後、芝生の上で「サッカーがこんなにもすきだった」ことに気がついた、とゆうのは、あたし自身、その言葉に逆襲されたような足下をすくわれたような気がして、にがくてたまらない。

というような読みはあたしだけの妄想かもしれないし、まあ文章もすきじゃないけど(いいじゃん、素人なんだから)、それでも彼の素直な気持ちはそのなかに有るわけで、彼が陥っていた状況と重ね合わせると、深い読み込みも可能で、道徳の時間に使いたい、という要望もなるほどとおもうけど、こども向けとは、とってもおもえない・・。