決勝(2)

あちゃこちゃニュースを拾い読みしてムカムカ・・。

あのさ、ジダンの暴力事件は、「二人の選手が試合中にケンカした」ってことだよ。そいで、口げんかの最中に片方が愚かにも暴力をふるったんだよ。もちろん片方は一発退場でそれは生涯の激しい汚点です。

ただ、その片方は「偉大なるジダン」だったんだ・・。

あたしはジダンの暗澹たる結末に(なんたってあたしはジダンがすきだ)、なんとか弁解して自分を安心させようとしている。(1)で。

そいでもやっぱ言いたいのは、ヨーロッパではイタリアの大臣が「フランスチームは黒人とイスラム教徒と共産主義者しかいない」と言ったり、英国ではイスラム人って理由だけで、警察から手ひどい取り調べを受けたり、フランスだってスカーフ問題あり、労働問題ありで揺れているし、みんなルサンチマンあり、後ろめたさありで、たとえ口げんかで「淫売」とか「ハゲ」とかしか言ってなかったとしても、根深いんだろうさ・・と想像されるってこと。


ともかく、「ジダンのような行為は正しくない」とか「わたしは絶対認めない」とか「否定します」とかTVで評論家がゆってるけど、「正しくない」とか「否定します」とかのことばはいろいろ問題を引き寄せかねず、だから、試合中にケンカして暴力をふるうなん「愚か」だってゆえばいいんだよ。第一、ケンカの罰則はたいへんに厳しいものだし、ケンカは禁止されている、それだけのはなしだよ。

なんつうか、ジダンがケンカして暴力をふるって、それを、「あれは正しくない。子どもに悪影響だ」なんてトンチンカンなんだよ!

唯一、良いことだおもうのはFIFAがやってるらしいけど、ケンカ両成敗にするかどうかの査問だよ。

続き
ジダンを許せるかどうか」ってアンケートをフランスが取ったってはなし。すでに重い罰をうけたジダンに対して、もちろん「正しいか正しくないか」なんて問わない。「許せるか?」なんだ。筋が通ってるしょ。

でもってあたしはジダンを許せるか?「ゆるせないよおー!あたしをこんな気持ちにさせたんだからああ!わーん!」
(><。)。。