「明るい部屋」

明るい部屋―写真についての覚書
2008-01-21」に触発されて、ロラン・バルトの『明るい部屋』という本を読んだ。彼の本を始めて読んだ。・・のだが、なんというか・・身を翻そう、翻そうとする、というか、中心化を避けて、というか、脱構築というか、の文章を読んだわけで、記号学も知らず、構造主義も勉強したことがない、わたしが、いきなりこの本を読んだ、ということが、なんともいえず、可笑しい。ましてやあたしは「シニフィエと戯れる国」の住民で、そうゆう文脈を想像してしまうと、なおさら皮肉な、というか、ともかく可笑しい。

「朝生」で「地球温暖化」についてやってたというので、ネットに細切れで上がっている映像を見る。合わせて10分くらい。・・・なんというか・・「知の制度」に風穴をあける「知の制度」の繊細さを思いながら、わたしは『明るい部屋』の表紙をながめる。