2008-01-01から1年間の記事一覧

ハードワークに鬼が棲む・・

「少なからぬエリート社員がハードワークに耐え、そして自分に否定的なんですよねえ」と某NPO代表がビデオニュースで言っていた。 ・・何とも悲しい。 わたしはエリートではないし比較の対象外だけれど、わたしが仕事を転々としてきたその理由は、たぶん、バ…

「ラスト フレンズ最終回」

tv

張り切って最終回を見た。奇想天外、涙涙のアメリカ版ソープ・オペラを期待していたわけさ・・。設定がすごい!セックス恐怖症を抱えた中世的な男性タケルは、性別違和症候群を隠している女の子ルカを好きで、ルカはDV被害者のミチルが好きで、ミチルは、DV…

フェミニズム/ドメステックバイオレンス

先週、「ラスト フレンズ」*1をリアルタイムで見た。DV(ドメステックバイオレンス)に興味を持ってあちゃこちゃ検索。 「http://www.city.sakai.osaka.jp/city/info/_danjyo/dv.html」というページを見た。 「女性に対する暴力 」は、ドメスティック・バイ…

「ラスト・フレンズ」「アンフェア」

you tubeでなにげに「ラスト・フレンズ」を見はじめる。お、おもしろいっ!夢中になっていると、夫がパソをのぞき込んで、「僕、タケルに似ているっていわれるんだよ」 んぎゃっっっん!「似てないよっ!」思わず叫んだしょ。ったく、ヤメテクレ!瑛太のイメ…

「THE BRAVE ONE」

DVD

見終わって、「言葉がでない、何も言えない」とあたしは思う。 それは何故かと考えた。ジョディ・フォスター(エリカ)が「私刑」に至るのは恐怖と怒りである。あたしは、同情しながら見ていたと思う。 そのエリカが、一番、動揺したのは、リスナーの電話で…

「グッド・シェパード」

DVD

すっごく面白かった!「良き羊飼い」ってアイロニーだよなあ、とおもう。 CIAという組織に対してシニカルなことばがちりばめられているし、もっとも、アメリカでCIAがどう受け取られているか、とか、聖書の「良き羊飼い」ってことばの意味とか、あたしはしら…

ただいまっ!

京都ってアバンギャルド!京都駅すきだあ!素敵すぎる! 親戚の家に呼ばれてしまい、京都での自由時間はほとんどなくなったんだけど、それでもこの町が別格の文化の町だということはわかった。バスからながめた平安寺の茅葺き?の門が美しいし、知恩院の門は…

旅行の計画をたてる

夫とあたしは京都に行くことになった。親戚の結婚式にでる。17日に出発して19日に夫は帰る。でもってあたしは、残る。Tと一緒にRの住んでいる仙台へ遊びに行くことにした。Tの都合で21日に京都出発、26日に帰ってくる。仙台はレンタカーであちこち遊…

物語と物語と/「光市母子殺人事件」

あたしは「裁判って、物語と物語の対決なんだ!」と思うのである。「光市母子殺人事件」について安田弁護士側の言い分を見たり読んだりするにつけ、つくづく、弁護側の物語と検事側の物語の対決なんじゃないか、とおもえてくる。だって、殺意があったかどう…

『民主主義という錯覚』の中の「公」/感想じゃなくて連想(5)

あたしは物語をつくる。 例えば、ソクラテスはどうして毒をあおったんだろ?ソクラテスにとっての社会とか法ってなんだったんだろう? 例えば、クリント・イーストウッドの詩的な映画「硫黄島からの手紙」*1で、天皇万歳と言って死んでいった兵士には、個人…

『民主主義という錯覚』(薬師院仁志)(4)

「タイトルがダメだよねえ」と、R*1と言い合う。 息子たちが中学生か高校生のときに読ませたかった、と強く思ったあたしは、Rにamazonから送ったんだ。先日、Rに感想を聞いた。Rは高校生のとき共和制と民主主義の違いが分からなくて社会科の教師に何回も聞い…

「女王の教室」「大いなる陰謀」

DVD

「女王の教室」you tubeで面白いドラマを探していて、そだそだ「女王の教室」ってのがあったな、と思いだし、第一話を見る。えーっ!えーっ!むちゃくちゃ面白い!(ツタヤに直行でっす)。はじめ、まや教師の正論に惚れて、4本、5本と見ていくウチには、…

『民主主義という錯覚』(薬師院仁志)(3)

メモの続き; 法治国家の本源である社会契約と普通選挙。議会制度は貴族政である、とルソーは言う。 人民が自分に代わって統治する指導者(シェフ)たちを持っているならば、その指導者にどんな名が冠せられようとも、そこにあるのは貴族政であることに何ら…

『民主主義という錯覚』(薬師院仁志)(2)

印象的な部分をメモ; 日本の憲法がアメリカの憲法とは違うタイプであるということは聞いたことがあっても、実際の所はワケワカッテネーあたしにとってこの本は宝物状態。まず、憲法とはなんだろう?著者は人権についてこう説明する。 だが、16世紀の半ば…

『民主主義という錯覚』(薬師院仁志)(1)

なんというか、こんなに面白い本を読んだのはひさびさだ。サルコジが大統領になったというニュースを見て、「そっか、ヨーロッパの社会主義的(ソシアル)な方針はやっぱアメリカの新自由主義にやられるのかあ」とあたしはおもったりしていたのだけど、それ…

「ライセンス・トゥ・キル」「天然コケッコー」

DVD

「ライセンス・トゥ・キル」ただただ、裁判官の判決の言葉がうつくしい。アメリカという多民族国家の統合の象徴としての憲法、その憲法に対する誇り、と、言っちまえば陳腐ですが、まあ、やはり、その「誇り」ってやつにはいつだってあたしは感動なのです。 …

「四日間の奇蹟」

DVD

ネタバレあり; 吉岡秀隆さんが「四日間の奇蹟」について話している。曰く、「これは片翼の天使の話し。敬輔は将来は千織ちゃんと結婚するのかもしれない。」 あれま。なんてこった。彼の言葉でこの映画の不可思議なところがすっかり氷解。敬輔が大事なのは…

とても丸い地平線

昨日、Rが帰っていった。社会学を専攻することにしたとのこと。うーん、Rが心配。数日前に中標津に遊びに行ってきた。開陽台展望台がすごかった。開陽台という丘の上に展望台があるのだけど、そのパノラマはすごいんだ。地平線が半端じゃなくまるい!思わずR…

「クワイエットルームにようこそ」「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」「自虐の詩」「タロットカード殺人事件」「ダメジン」

DVD

「クワイエットルームにようこそ」見終わった後、物悲しくって。・・なぜだかは考えたくない。「17歳のカルテ」という映画があってあたしは3回も借りた。なんでかというと借りたことを憶えていなかったから。んでもって今でも、あのアンジェリーナ・ジョ…

『貧困の文化―メキシコの“五つの家族”』オスカールイス

なんだか、頭が痛くなってくるんだ。今読んでいる途中なんだけど・・。昔、「サタデーナイトフィーバー」というビデオを見た。見ながら漠然と、あたしは、このあたしの(貧困な)文化圏の中で一生、生きるんだな、とおもったっけ。

「ウエイトレス」「ボーン・アルティメイタム」「HERO」

DVD

「ウエイトレス」面白かった。 「ボーン・アルティメイタム」うーん。あたしは一番最初の「『ボーン・アイデンティティー』がめっちゃくちゃ、よかった、面白かった。 「HERO」TVドラマなんですよお!映画というより。せっかく、すごい俳優いっぱい使ってる…

「青空に一番近い場所」「海は見ていた」「アイズ ワイド シャット」「半落ち」

DVD

ネタバレあり; 「青空に一番近い場所」いい映画だった。どーしてヒットしなかったのかな?あたしは基本的に天使モノがすきだってのもあるけど、とっても上手く作られたいい映画だった。 「半落ち」あー、あの上手い役者が吉岡秀隆だったんだと後で気がつい…

『生物と無生物のあいだ』(福岡伸一著)

帰省中のRが「これおもしろいよ」と渡してくれた。道中に読んだそうだ。マンガ以外の本を借してもらうのは始めて・・。 で、面白かった!シュレーディンガーは「生命がエントロピー増大の法則に抗して、秩序を構築できる」のは何故かと問うた。わーお!ぞく…

「それでもボクはやってない」「サッドヴァケイション」

DVD

「それでもボクはやってない」えーっ。どぉぉぉぉぉぉぉしてこの作品が映画賞を総ナメにしたんだろ・・?なんというか・・マンガで読む法律の入門書みたいなニュアンス?又は、、非常によくできた会社の新人研修ビデオみたいな・・・? あたしは昔、「12人…

吉岡秀隆と寅さんの美学

DVD

あたしは脳のどこかに欠陥があるのじゃないかとおもう。人の顔をうまく見分けられないときがよくあるんだ。うり二つだと思えるほど似ている人たちだと思っていると、全然似ていないよ、と言われたりもする。 あたしは北の国からの純を時々見ていた。とても好…

こうして長くブログをやっていると、2つ3つ、大ファンになるブログができる。その中の一つで鬱のカミングアウトを読む。 実はたぶん夫も隠れ鬱だとあたしは思っている。彼が腰が痛いと言いだしたとき、精神的なものだとあたしはおもった。夫はどっちかって…

Dr.コトー

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し、しらなかった・・。 あたしは全くこの「Dr.コトー診療所」というドラマを知らなくて、ついこの前、手にとって、ほいで、はまった。はまりまくり。もともと、Dr.コトーみたいなぼわあああとしたというか、ふなぁとしたというか、の男子に弱いのに加えて、…

ほんまかいな!

パンを焼く。カマンベールチーズを包み込んで形を整える。全粒粉を混ぜ込んだパン。とってもおいしいんだ。夕飯はこのパンとサラダ、インスタントのスープ、ほうれん草とベーコンのスパゲティ。メインの魚料理や肉料理はなし。あたしも夫もメインがなくった…

昨日が仕事最終日。 みんながプレゼントをくれる。感激。 ・・ゆず茶美味しい。

「明るい部屋」

「2008-01-21」に触発されて、ロラン・バルトの『明るい部屋』という本を読んだ。彼の本を始めて読んだ。・・のだが、なんというか・・身を翻そう、翻そうとする、というか、中心化を避けて、というか、脱構築というか、の文章を読んだわけで、記号学も知ら…